五・七・五で作られる俳句。俳句という言葉を覚えたての頃は、指を折って数えながら一所懸命に考えて作って「字余り・・・」などと笑ったものです。たった 17 文字の中に詰まった風情ある俳句の季節を表す季語。どんなものが季語になっているのでしょうか。
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俳句と季語 |
俳句とは日本独自の五・七・五からなる短い定型詩です。「季語」と「切れ」が入り、余韻を残した余韻を残した読み方をします。俳句と季語は切っても切れない関係で、短い文字数の中で季節を表す言葉です。季語を絶対入れなければいけないとする有季派と、必ずしも俳句には季語を入れなくてもよしとする無季派とがありますが、昔から続く季節の言い回しには風情と情緒があり、日本文化そのものです。ぜひとも使い続けていくべきだと思います。俳句には季語の他にも「切れ」というものがあり「かな」「けり」「や」などがあります。 例文古池や 蛙(かわず)飛び込む水の音 〜松尾芭蕉〜 この例文の切れは「古池 や 」 で、季語は「 蛙(かわず) 」となります。静かなどこかの古い池のほとりで、静寂を破って蛙が水に飛び込む「ぽちゃん」という音が聞こえてくるような情景が浮かびますね。 俳句を読んでも詠めない人は多いですね。「切れ」は理解できても、どんな言葉が季語になっているかわからない人が多いからではないでしょうか。春の俳句を詠みたいのに使った言葉の意味を調べたら、実は秋の季語だったなんてことありませんか? 俳句用語や季語集なども販売されていますが、ここでは数多い季語の中から一部を一覧にして紹介しましょう。意外なものが意外な季節の季語であったりします。 |
俳句・春の季語 |
藍蒔く(あゐまく) 通草の花(あけびのはな) 胡葱(あさつき) 朝寝(あさね) 浅蜊(あさり) 薊(あざみ) 馬酔木の花(あしびのはな) 蚕(かいこ) 蛙(かへる) 陽炎(かげろう) 風車(かざぐるま) 金鳳花(きんぽうげ) 蜆(しじみ) 蜃気楼(しんきろう) 雀の巣(すずめのす) 李の花(すもものはな) 茶摘(ちゃつみ) 燕(つばめ) 田楽(でんがく) 夏みかん(なつみかん) 逃げ水(にげみず) 葱坊主(ねぎぼうず) 猫柳(ねこやなぎ) 八十八夜(はちじゅうはちや) 花冷え(はなびえ) 母子草(ははこぐさ) 風船(ふうせん) 山吹(やまぶき) 弥生(やよい) 雪虫(ゆきむし) 流氷(りゅうひょう) 勿忘草(わすれなぐさ) |
俳句・夏の季語 |
合青梅(あおうめ) 朝顔(あさがお) 雨蛙(あまがえる) 雨乞い(あまごい) 水馬(あめんぼう) 鵜飼(うかひ) 空蝉(うつぜみ) 靭草(うつぼぐさ) 梅干(うめぼし) 扇(おうぎ) 燕子花(かきつばた) 柏餅(かしわもち) 雷(かみなり) 木耳(きくらげ) 金魚(きんぎょ) 蜘蛛(くも) 毛虫(けむし) 鯉幟(こいのぼり) 黄金虫(こがねむし) 米搗虫(こめつきむし) 白玉(しらたま) 甚平(じんべい) 水中花(すいちゅうか) 滝(たき) 筍(たけのこ) 玉葱(たまねぎ) 釣堀(つりぼり) 天神祭(てんじんまつり) 天道虫(てんとうむし) 心太(ところてん) 泥鰌(どじょう) 鯰(なまず) 百足(むかで) 母の日(ははのひ) 夕立(ゆうだち) |
俳句・秋の季語 |
赤蜻蛉(あかとんぼ) 小豆(あずき) 天の川(あまのがわ) 十六夜(いざよい) 無花果(いちじく) 鰯(いわし) 雨月(うげつ) 馬肥ゆる(うまこゆる) 枝豆(えだまめ) 落とし水(おとしみず) 蟷螂(かまきり) 桔梗(ききょう) 啄木鳥(きつつき) 霧(きり) 残暑(ざんしょ) 生姜(しょうが) 相撲(すまう) 重陽(ちょうよう) 月(つき) 露草(つゆくさ) 佞武多(ねぶた) 野分(のわき) 冬支度(ふゆじたく) 芙蓉(ふよう) 葡萄(ぶどう) 菩提氏(ぼだいし) 杜鵑草(ほととぎす) 待宵(まつよい) 曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 夜長(よなが) 竜胆(りんどう) 綿(わた) 渡り鳥(わたりどり) 檸檬(れもん) 早稲(わせ) |
俳句・冬の季語 |
皸(あかぎれ) 熱燗(あつかん) 亥の子(いのこ) 落ち葉(おちば) 恵比寿講(えびすこう) 顔見世(かおみせ) 牡蠣(かき) 火事(かじ) 枯木(かれき) 枯野(かれの) 寒稽古(かんげいこ) 寒椿(かんつばき) 神無月(かんなづき) 寒の入り(かんのいり) 狐(きつね) 厳寒(げんかん) 炬燵(こたつ) 木の葉(このは) 山茶花(さざんか) 時雨(しぐれ) 七五三(しちごさん) 霜焼(しもやけ) 水仙(すいせん) 炭焼(すみやき) 節分(せつぶん) 焚火(たきび) 沢庵(たくわん) 竹馬(たけうま) 足袋(たび) 茶の花(ちゃのはな) 海鼠(なまこ) 人参(にんじん) 白鳥(はくちょう) 日向ぼこ(ひなたぼこ) 布団(ふとん) 襖(ふすま) |
様々な俳句の季語 |
俳句に使われる季語はまだまだたくさんあります。季節とは関係ないように思える言葉まで俳句には季語として使われていて、日常生活の中に普通にあるものなどが季語になっています。こうしてみると新しい発見がありますね。 |
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